音楽をやっていると「キー」とか「調」という言葉が出てきます。

カラオケなんかでも「キーが高いなあ」とか言ったりするので、結構身近な言葉ですよね。

でも、「キー」や「調」っていったい何なんでしょう?

今回はそれを調べてみました。


☆キーとはその曲の高さだ!

キーと調は基本的に同じ意味なんですが、その意味は「その曲の高さ」のことと言ってしまってとりあえずOKです。

厳密にいうと、色々違いますが、まずはこのイメージだけ持っておけばいいでしょう。

例えば、ドレミの歌。あれはドが基準の音(主音と言います)です。

ドが基準の曲のキーをC(メジャー)と言います。

なんでCなのかというと、英語ではドレミファソラシドをCDEFGABで表すからです。日本語では「ハ長調」になります。これもドレミを「ハニホヘトイロ」で表すからです。

カラオケでドレミの歌は普通に歌えても、別の曲が高すぎる(低すぎる)という場合はキーが合っていないことが考えられます。キーがGとかAとかだと結構高くなりますよね。基準がソやラになるので。まあ、オクターブ下げて歌えば事足りることもありますが、それでも上手くはまらない場合はキーを変えてみるのも一つの手です。

でも、基準の音がドとかソとかラになったからといって、曲全体が高くなる(低くなる)っておかしくない?

……確かに。


☆キーは使う音にしばりを加える

この疑問を解消するのが、キーによる「音しばり」です。しばりと言っても、ガッチガチなわけではなく、無視してもかっこよければOKです。でも無視すると不自然になることが多いので、たいていはしばりに従っておく方が無難です。

と言っても、よくわかんないですよね。具体的に言いましょう。いや、実はいつも私たちは言っているのですよ?

キーがC(ハ長調)のときに使う音は「ドレミファソラシド」です。これがしばりなのです。

このようなしばりのことを「スケール」と言います。音楽と言えばこの「ドレミファソラシド」というスケールを思い浮かべる人はたくさんいるでしょう。知らない間に私たちはCキーのスケールを使うよう洗脳されていたのです!(怖い!)

曲によっては「ド#」とかも出てきますが、多くはないですよね。

じゃあ、キーがD(ニ長調)だったら?

Dキーのスケールは、「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」です。うわ、なんか#がいっぱい出てきやがった。ふーむ、必ずしも「ドレミファソラシド」にはならないんですね。でも聞くと「ドレミファソラシド」っぽい。これをメジャースケールと言います(詳しくは後で)。

でも、別のキーになったときにいちいちスケールを調べていたら面倒ですね。というか、なんでCのときは「ドレミファソラシド」で、Dのときは「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ」なのか。

私のあてずっぽうじゃないですよ(笑)

これは、スケールにルールがあるから書けるのです! 逆に言えば、ルールさえわかれば誰でもスケールを見つけられます。

今まで見てきた「ドレミファソラシド」のスケールは、スケールの中でも「メジャースケール」と呼ばれるものです。メジャースケールは主音から「全全半全全全半」(全は全音=鍵盤2つ分・半は半音=鍵盤1つ分)の高さになると決められています。

メジャースケール

だから、キーがEなら「ミ(→ファ→)ファ#(→ソ→)ソ# ・ラ(→ラ#→)シ(→ド→)ド#(→レ→)レ#・ミ」で、「ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#・ミ」がメジャースケールになります。

面倒っちゃ面倒ですが、簡単と言えば簡単ですよね。

で、曲は一般的に、主音と1オクターブ高い主音の間の音でつくられることが多いので、主音つまりキーが高く(低く)なると、曲も全体的に高く(低く)なります。逆もしかりです。もちろん、主音より低い音が出てくることもありますが、サビなどは高くすることが圧倒的に多いので全体の印象はやはりキーに影響されます。


☆移調(キーの変更)のやり方

カラオケの場合は、+1が「半音上げる」なので、Cキーの曲だとC#、D、D#とキーが上がっていきます。-1でも「半音下げる」でやり方は同じです。

ただ、楽譜などを使って演奏したいという場合は、自動で変えるわけにもいかないので、自分で変えてあげないといけません。

でも、スケールの話が分かっていれば、さして難しくありませんよ。

例えばアルトリコーダー。アルトリコーダーはF管と呼ばれる(諸説あります)もので、Fキーを最も得意とします。そのため、一番低い音がファです。

ところが楽譜を見ると、ドが書いてありました。1オクターブ高くしてしまえばいいものの、高い音は出すのが難しいのでそう簡単にはいきません。この曲は諦めるしかないのか……。

ちょっと待って!

移調すれば吹けるようになるよ!

仮にその曲がCキーだとしましょう。そして一番低い音がドです。CからFに移調するには、主音をC(ド)からF(ファ)に移動させる必要があります。

CからFに主音を移動させるには、いくつの鍵盤を使うか。えーと、「C#・D・D#・E・F」の5つですね(上の画像も見てみてください)。つまり、Cから5つ分音を高くすればFになります。

で、キーは音をしばるので、他の音も主音が変われば強制的に音が変更されます。スケールはルールが決まっているので、主音が移動した数だけ他の音も変わります。要するに、ここではすべての音が鍵盤5つ分高くなるわけです。

例えば、「ドミファラ~」というメロディーだったら、「ファラシ♭レ~」となります。

ね、簡単でしょう?(面倒だけどね)


☆マイナーとかコードとか

他にも、マイナーの話やコードの話も関連してあるんですが、長くなってしまうので今回はここまでにします。

作曲とか作る系統のことをしない場合は、今回の記事内容でだいたいカバーできるんじゃないかなあと思います。キーを上手く使って、音楽ライフを楽しんでください~。

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